指名打者(DH)があり攻撃的なパ・リーグの野球
プロ野球のパ・リーグには、セ・リーグにはない指名打者制度(DH)があります。この制度によって、パ・リーグの投手は打席に立つ必要がありません。その代わり、守備は苦手でも、打者としては高い能力を持っている、打つことが専門の選手を打順に置くことができます。
そのため、そういった選手たちが、過去には多くのホームランを打ち、ホームラン王のタイトルをとってきた歴史もあります。パ・リーグの野球においては重要な役割を持っていると言えます。
また、現在日本ハムファイターズで活躍している大谷選手が、投手と打者の2刀流として活躍できているのも、この指名打者制度があるおかげと言ってよいでしょう。投手として投げない日は、この制度のおかげで守備につかずにバッターとして試合に出場できるからです。もし、この制度がないセ・リーグでプレイしていた場合、野手として試合に出る日は、本来であれば肩を休める休息の日でなければなりません。しかし守備につくと、送球しなければならないため、故障に繋がってくる心配があるからです。
パ・リーグでは、指名打者制度のあるおかげで、守備につかずに試合に出場できるため、肩も休ませながらバッターとして試合に出ることができます。