日本で人気のあるスポーツの内の一つである野球。日本でもプロ野球がほとんど毎日開催され、多くの観客動員を記録しています。日本のプロ野球は全部で12球団あり、パシフィックリーグとセントラルリーグという2つのリーグに分かれて、試合を行い、順位を競っています。2つのリーグは、パ・リーグ、セ・リーグと呼称されています。中でも、ファンに人気のリーグとしてあるパシフィックリーグは毎年、熱い試合をしてくれるリーグとしても有名です。
チームとしては、東北楽天イーグルス、近鉄オリックス・バッファローズ、ソフトバンクホークス、千葉ロッテマリーンズ、西武ライオンズ、日本ハムファイターズがいます。その一員である東北楽天イーグルスは、2004年におきた、プロ野球再編問題の時に出来た、未だ比較的新しいチームで、オーナーを楽天でお馴染みの三木谷社長が行っています。
本拠地を宮城県のKoboパーク宮城においており、今までプロ野球界を盛り上げてきました。2013年には、パシフィックリーグでの優勝、同年に日本一を経験しました。監督にも、野村監督や星野監督など、往年のスタープレーヤーが監督になるなど話題を集めました。更に今後の活躍に期待が持てるチームです。
野球のパ・リーグ ソフトバンク
「野球はセ・リーグが面白い」と人々が言う時代が長く続いていました。パ・リーグの野球は、セ・リーグの添え物のような感覚が大半でした。それは、野球の試合がテレビで実況中継される事が少なかった事も関係しています。それが今では、すっかり変わりました。パ・リーグからは、スター選手が続々と誕生しています。記憶に新しいのは、野茂英夫投手(元近鉄バッファローズ)イチロー野手(オリックス)です。
彼らは、先陣を斬って海を渡り、アメリカで大成功を収めた日本人です。そんな中、パ・リーグを牽引し続ける球団、その名はソフトバンクホークスです。2014、15年と連続してリーグ優勝、日本一の栄光に輝いています。2016年は、優勝間違いなしと言われていましたが、大谷翔平が大活躍をした日ハムに敗れてしまいました。今季は、楽天と激しい首位争いをしながら現在2位を走っています。打撃陣も好調で、本塁打の本数では柳田悠岐、デスパイネがリーグ1、2位となっています。
特に、柳田選手が好調で、二度目のトリプルスリーも充分に狙える位置にいます。下位打線も、今季大活躍中の上林誠知、甲斐拓也が粘りのバッティングを見せています。投手陣は、和田毅、武田将太、千賀滉大の離脱がありましたが、石川柊太、松本裕樹ら若手の成長もあり、先発陣も安定の兆しを見せてきました。故障者も出しながらも、安定した強さを保ち続けるソフトバンクです。これからの活躍も益々、目が離せません。
野球のパ・リーグ 埼玉
日本のプロ野球は、昔は人気と実力共にセ・リーグの方が高かったのですが、最近はパ・リーグの注目度が上昇中です。パ・リーグの球団の本拠地は北海道や仙台、福岡など全国各地にありますが、埼玉を本拠地にしているのは西武ライオンズです。パ・リーグは、セ・リーグの球団以上に地域密着に力を入れていて、イベント活動に選手を派遣したり地元の子供たちを試合に招待したりしています。西武も昔に比べると地域密着活動に積極的で、週末に試合が開催される時は球場には家族連れの姿が目立ちます。
他の球団と違って、2軍の試合が行われる球場は1軍の球場と同じ敷地内にあるので、昼間に2軍の試合を見て夜は1軍の試合を観戦することが可能です。そのため、他球団よりも2軍にいる選手の動向に詳しいファンが多いです。投手は、全体的に若くて粗削りな印象があるものの将来が楽しみな選手が多く、野手は長打力のある選手が揃っています。1軍経験の浅い投手だと、西武の強力打線を抑えるのに四苦八苦することも珍しくありません。
西武といえば、パ・リーグの中でも特に打力に優れたチームなので、球場に来るプロ野球ファンの中には、ホームランを見るのを楽しみにしている人も多いでしょう。